2010年03月06日

盲導犬の「価値」

交通事故で盲導犬が死亡した事件における判決がありました。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
盲導犬事故死、294万円賠償命令「価値、白杖と違う」
2010年3月6日1時31分

視覚障害の男性と盲導犬がトラックにはねられ、盲導犬が即死した事故で、盲導犬を育成し、無償で貸与していた財団法人「中部盲導犬協会」(名古屋市港区)が、高知県内のトラック運転手と運送会社に計607万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が5日、名古屋地裁であった。松田敦子裁判官は「盲導犬は視覚障害者の目の代わりとなり、精神的な支えともなっている。その価値は白杖(はくじょう)とは明らかに異なり、育成に要した費用をもとに考えるべきだ」として、計294万円の支払いを命じた。

 男性が盲導犬を失い精神的苦痛を被ったとして計220万円の損害賠償を求めた訴えについては、「後遺障害の逸失利益などの示談が成立しており、改めて賠償を求めることはできない」として、棄却した。原告弁護人によると、盲導犬の交通事故をめぐる判決は全国初という。

 松田裁判官は盲導犬の価値について、「盲導犬としての特別な技能を付与され、付加価値を得ている」として、「盲導犬は歩行補助具にすぎない」とする運転手側の主張を退けた。

 その上で、損害額を検討。同協会の1頭あたりの育成費用(453万円)や、盲導犬の平均的な活動期間(10年)から、事故で即死した盲導犬が残り5年間は活動できたと認めた。単純計算で約230万円となるが、「男性との共同生活の中で経験を積み、貸与時と比べて高い技能を身につけていた」と判断。約30万円を上積みし、260万円と算定した。

 判決によると、事故は2005年9月26日午前10時ごろ起きた。静岡県吉田町の交差点で、近くに住む熊沢尚(たかし)さん(74)と、ラブラドルレトリバーの盲導犬「サフィー」(当時6)が右折してきたトラックにはねられた。熊沢さんは頭などに重傷、サフィーは熊沢さんをかばう形でトラックとぶつかり即死した。

 同協会は盲導犬の特殊性と希少性を主張。一方、運転手側は同犬種の子犬の価格(10万円)など計20万円が損害と反論していた。(志村英司)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

「高い技能」ということで、通常の犬よりは、はるかに高額な賠償金が認められたということですね。

ただ、慰謝料が認められなかったのは、ちょっと残念です。

記事から判断すると、
飼い主本人に、入院・通院・後遺症に対する慰謝料が払われているので、(おそらくは、損害保険からの支払い)
「盲導犬を失った心の痛み」については、不問に付されてしまったようですね。

ともあれ、「盲導犬の価値」について、重要な判例になるものと考えられます。

ニックネーム 福本健一 at 08:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
レビトラ レビトラジェネリックの通販 販売 購入http://xn--ed-pj4aub1gpa.com/にお任せ下さい。バイアグラ シアリスお得なセットジェネリックレビトラとウーメラ [バイアグラ女性用] のセット、各種ED治療薬のセット等を取り揃えております。
Posted by レビトラ個人輸入 at 2012年11月20日 12:18

この記事へのトラックバック