2009年01月27日

ペットホテルへの賠償

興味深い判決が出ました。
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愛犬逃がしたペットホテル、60万円賠償命令 福岡地裁 
朝日 2009年1月23日8時1分

 ペットホテルに預けた飼い犬が逃げ、精神的苦痛を受けたとして、福岡市の20代の女性がホテルを経営する同市の会社に150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、福岡地裁であった。岸和田羊一裁判官は「自宅にいることが多い女性は飼い犬を子どものようにかわいがっていた」とした上で、会社側の過失を認め、慰謝料など60万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は08年1月11日から14日まで、県外の知人に会うため、飼い犬のチワワをペットホテルに預けた。女性は預ける際、飼い犬はほかの犬を怖がるので一緒に散歩させないでほしいと伝えていた。しかし、13日夜、ホテル従業員が別の犬と一緒に散歩中、ひもが外れて逃げ出してしまった。会社側はチラシを配ったり、新聞広告を出したりして捜したが、今も見つかっていない。

 判決は、会社側が当初、女性の飼い犬を捜していないのに「捜索中」と説明したことなどから「女性への説明が真摯(しんし)なものではなかった」と指摘。「ホテルは女性の指示に反した結果、飼い犬を逃がしてしまった」と会社側の過失を認めた。

 ペット訴訟に詳しい渋谷寛弁護士(東京)によると、ペットを逃がしたペットホテルに賠償を命じた判決は珍しいという。60万円という賠償額については「ペットへの飼い主の愛情を法的に評価するようになった最近5、6年の流れに合致したもの」と述べた。

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まず注目すべきは、ペットホテルに賠償を命じた判決であるということ。
記事中にもありますが、「珍しい」。
というか、初めてではないのか?と思います。

次に、60万円という賠償額。
内訳がわかりませんので、このうちのいくらが慰謝料なのかは解りかねますが、犬の原価がこの中にあるとしても、数十万円となりましょう。

私のHP:ペットトラブル110番の中にも、ペットホテルからペットが逃げてしまったという事例がありますが、今回の判決により、こういうケースで被害者側が取るべき対応、請求する賠償額などの道筋が見えたように思います。

ニックネーム 福本健一 at 09:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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