2009年12月24日

ノラ猫は誰のもの?

都心では、ノラ犬というのは、とんと見かけなくなりましたが、
ノラ猫はまだまだいますね。

庭で粗相をしたり、ゴミ置き場を漁ったりと、我々人間にとって迷惑になる行為をすることもありますね。

さて、このノラ猫なんですが、誰のものなんでしょうか?
今日は、法律の話です。

法律上、猫は「物(ブツ)」であり、ノラ猫は野生の生き物と同じく、
所有者の存在しない無主物(ムシュブツ)です。

無主物は、誰かが所有の意思をもって占有することより、
その人に、所有権が発生します。

これを、無主物先占(ムシュブツセンセン)といいます。
(民法第239条1項)

ですから、民法上は、ノラ猫を拾ってきて飼うと、
その人が「飼い主」となります。

では、単に餌をやっているだけの場合はどうなるのか?
これは、非常に難しい問題です。

たとえば、誰かが餌を与えているノラ猫がトラブルを引き起こした場合、
責任は誰が取るのか?

「私は餌をやっているだけで、飼っているわけではないから、私に責任は無い」という論理もありえるわけで、事態をややこしくします。

一つ言えることは、餌をやるから、
ノラ猫が集まり、迷惑行為をするということ。
トラブルの元を作っていると言えます。

法律上は飼い主でないから、責任が無いというのは、
道義的にいかがなものなのか?
と考えます。

ニックネーム 福本健一 at 07:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする