2009年07月18日

現行法の問題点

このブログでは、「動物愛護法」いう、ざっくりとした括りで話をしていますが、正式名称は、「動物の愛護及び管理に関する法律」です。

ですから、一般的には「動物愛護管理法」という場合も多いと思います。

まず、基本的な問題として、
「動物の愛護」と「動物の管理」を分けて考えるべきであるというのが、私の考えです。

この法律の第一条には、「目的」が掲げられています。

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(目的)
第一条  この法律は、動物の虐待の防止、動物の適正な取扱いその他動物の愛護に関する事項を定めて国民の間に動物を愛護する気風を招来し、生命尊重、友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、動物の管理に関する事項を定めて動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害を防止することを目的とする。
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「動物の愛護」というのが頭にある人は、
「動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害を防止すること」という文言に、違和感を覚えるのではないでしょうか?

逆でしょって!

つまり、「人による動物の生命、身体に対する侵害を防止すること」なんじゃないかって。

しかし、実際は、「動物の管理」についてもこの法律の中で定められています。具体的には、動物取扱業の登録や、特定動物(いわゆる危険動物)の飼養に関する届出などですね。

この法律の中では、「愛護」と「管理」という、いわば相反する内容が一緒くたになっています。

本来は、「動物愛護法」と「動物管理法」という二本立てで考えるべきなのです。これは、次回の改正で、明確に分けるというのは、難しいかもしれません。

ニックネーム 福本健一 at 09:09| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする