2006年03月31日

消費者契約法第8条E

消費者契約法のつづきです。
8条の第2項は一号、二号がありますが、
今日は二号について。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2 前項第五号に掲げる条項については、次に掲げる場合に該当するときは、同項の規定は、適用しない。

 二 当該消費者と当該事業者の委託を受けた他の事業者との間の契約又は当該事業者と他の事業者との間の当該消費者のためにする契約で、当該消費者契約の締結に先立って又はこれと同時に締結されたものにおいて、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるときに、当該他の事業者が、当該瑕疵により当該消費者に生じた損害を賠償する責任の全部若しくは一部を負い、瑕疵のない物をもってこれに代える責任を負い、又は当該瑕疵を修補する責任を負うこととされている場合

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

これは、かなりややこしいですね。
具体例を考えると、
単に、お客と売主を引き合わせた仲介業者の契約書などでしょうか?

つまり、仲介業者はお客に対して、瑕疵担保責任を負わない、
その代わりブリーダーやペットショップが負う、
あるいは代わりのペットに交換する、あるいは治療代をもつ
という契約は、有効ということです。

仲介業者については、ある意味、「窓口」ですから
ペットに何かトラブルがあったとしたら、
クレームはまず仲介業者に来ます。

その時、「知らぬ存ぜぬ」を決め込んで、
トラブルになるケースが結構あります。

契約書には、仲介業者の責任は無いとなっていたとしても、
責任を持つことになっているペットショップやブリーダーとのパイプ役になることが、顧客サービスと言えるのではないでしょうか?

ニックネーム 福本健一 at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

消費者契約法第8条D 

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

消費者契約法のつづきです。
8条1項5号は、瑕疵担保責任についてでした。

その例外として、8条第2項があります。
一号、二号がありますが、今日は一号について。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
2 前項第五号に掲げる条項については、次に掲げる場合に該当するときは、同項の規定は、適用しない。

 一 当該消費者契約において、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるときに、当該事業者が瑕疵のない物をもってこれに代える責任又は当該瑕疵を修補する責任を負うこととされている場合

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

例えば、買ったペットに購入以前に感染していたとみられる疾患が見つかったとします。

その際、「一切責任を負わない」という契約書の条項は、
前述の8条1項5号により、無効です。

しかし、「代わりのペットと交換する」とか、
「治療費の一部を負担する」ということならば、
有効なのですね。

ただ、実際問題、飼い主の感情として、
病気だから「ハイ、交換」といかないというのが、
このペット問題の難しいところです。

仮に数日であっても、一緒に過ごしたとすると、
情が移ってしまい、交換なんかには応じられない!
そう考える方も多いと思います。

また、仮に、すぐに病気で死んでしまった場合、
同じ店から新しいペット貰うことに
抵抗がある人もいるでしょう。

ペットは法律上「ブツ」ではありますが、
家電や車などと同じ論理では話ができないという実態があります。

つづきは、次回。

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ


ニックネーム 福本健一 at 12:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月24日

消費者契約法第8条C

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ


消費者契約法の第8条を引き続き見ていきます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第八条 次に掲げる消費者契約の条項は、無効とする。

 五 消費者契約が有償契約である場合において、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるとき(当該消費者契約が請負契約である場合には、当該消費者契約の仕事の目的物に瑕疵があるとき。次項において同じ。)に、当該瑕疵により消費者に生じた損害を賠償する事業者の責任の全部を免除する条項

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

出ましたね、瑕疵担保責任!
これは、昨今世間を騒がせている偽装建築の報道で、
耳にしたことがあると思います。

要は、欠陥品を売っておいて、
知らん振りはダメですよ!
という意味です。

ただ、文言に注意してください。
「当該瑕疵により消費者に生じた損害を賠償する事業者の責任の
全部を免除する条項」

「全部を免除」が無効なんですね。

これは、次項に、詳しい説明があります。
それは、次回に!


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

ニックネーム 福本健一 at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月21日

消費者契約法第8条B

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

また、法律の話に戻ります。

消費者契約法第八条の一号と二号は、「事業者の債務不履行」に関する規定でした。
引き続き、見ていきます。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
第八条 次に掲げる消費者契約の条項は、無効とする。

三 消費者契約における事業者の債務の履行に際してされた当該事業者の不法行為により消費者に生じた損害を賠償する民法の規定による責任の全部を免除する条項

四 消費者契約における事業者の債務の履行に際してされた当該事業者の不法行為(当該事業者、その代表者又はその使用する者の故意又は重大な過失によるものに限る。)により消費者に生じた損害を賠償する民法の規定による責任の一部を免除する条項
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

三号と四号については、
「事業者の不法行為」に基づく責任免除が無効であるとしています。

さて、ペットの売買に当てはめますと、
「不法行為」とは、どういうことを言うのでしょうか?

考えられるのは、
虚偽の説明でしょうか。

例えば、生年月日を偽る、血統を偽る、血統書付であると偽る・・・

また、今は、小さい犬ブームですので、
「この犬はこれ以上大きくなりません」などと、
ウソの説明をする。

などなど。

そういう責任を全部または一部免除する契約書の規定は無効ということです。


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

ニックネーム 福本健一 at 10:59| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

動物占い

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ


法律ばかりで、ちょっと堅い話が続いたので、
やわらかネタを!

動物占いというのがあるそうです。

生年月日を打ち込むと、その人のタイプが特定されるというものです。

ちなみに、私のタイプは、ライオンでした。
いろいろと性質が出ていますが、

●自分に対しても他人に対しても厳しい
ライオンは完璧主義で厳しい人。
自分に対しても厳しいけれど、他人にも同じようにキツくあたりがち。
仕事中は、特に甘い顔を見せない!
また、つらくても弱音をはかない強さを持っています。

だそうです。

う〜ん、あまり当たっていないかも・・・
自分に対しても甘いし、
他人に対しても甘いと思うのですが・・・(笑)

ともあれ、こうした占いは、「当たるも八卦当たらぬも八卦」。
その辺を割り切って、楽しんでみてはいかがでしょうか?


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

ニックネーム 福本健一 at 09:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月14日

債務不履行について

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ


民法第415条における債務不履行には、
具体的に、以下の3つがの規定があるという話をしました。

@履行遅滞
A履行不能
B不完全履行

ペットの売買にあてはめて、
一つずつ見ていきましょう。

@履行遅滞

これは、引渡しが遅れることですね。
店頭での実物販売では、これにあたることは少ないでしょうが、
例えば、インターネットでの通信販売などで、
お金を払ったのに、なかなか送ってこない・・・というケースですね。

A履行不能

これは、売買契約を交わしたペットが、引渡しをする前に、
ショップ側のミスで死んでしまったなどというケースですね。
あとは、まれではありますが、
既に他の人に売られてしまい、引き渡されていた、
などというケースも有り得ます。

B不完全履行

これは、ワクチンを打つという契約だったのに、
実際は打っておらず、その証明書の発行ができない。

あと、血統書も、発行するという契約だったのに、
最終的に発行できないということになると、
不完全履行にあたるでしょう。

こういったことがあった場合、
売買契約を解除して、代金を返却してもらう。
あるいは、契約自体は解除しないけれども、
代金の減額を要求することが可能でしょう。


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ
ニックネーム 福本健一 at 09:22| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月10日

消費者契約法第8条A

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

第八条を細かく見ていきます。

「次に掲げる消費者契約の条項は、無効とする。」とあります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
一 事業者の債務不履行により消費者に生じた損害を賠償する責任の全部を免除する条項

二 事業者の債務不履行(当該事業者、その代表者又はその使用する者の故意又は重大な過失によるものに限る。)により消費者に生じた損害を賠償する責任の一部を免除する条項
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

一号と二号は、事業者の債務不履行責任についてですね。

一号は、債務不履行によって消費者に損害を与えたとき、
事業者が「一切責任を負わない」という契約は、無効。

とすると、「ある一定の範囲」を補償するという条項ならば
有効ということですね。

二号は、その債務不履行が、故意や重過失の場合は、
その責任の「一部」を免除するというのも無効。

故意はともかく、何を持って重過失というのか、
ちょっと解りにくいですね。

ともあれ、この場合の「事業者(売主)の債務」とは、なんぞや?
ということに、なるわけです。

民法では、
第415条(債務不履行による損害賠償)の規定がありまして、

「債務者がその債務の本旨に従った履行をしないときは、
債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。
債務者の責めに帰すべき事由によって
履行をすることができなくなったときも、同様とする。」

となっています。

具体的には、
@履行遅滞
A履行不能
B不完全履行

の3種類があるとされています。

次回は、これを、具体的にペットの売買に当てはめて
考えてみたいと思います。


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ
ニックネーム 福本健一 at 16:49| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

消費者契約法第8条

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

消費者契約法の第三章は「消費者契約の条項の無効」という章立てとなっています。
ちょっと細かいのですが、逐一見ていきましょう。

第八条は「事業者の損害賠償の責任を免除する条項の無効」で、
これが大変重要な内容なのです。まず、八条全部を挙げてみます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
第八条 次に掲げる消費者契約の条項は、無効とする。

 一 事業者の債務不履行により消費者に生じた損害を賠償する責任の全部を免除する条項

 二 事業者の債務不履行(当該事業者、その代表者又はその使用する者の故意又は重大な過失によるものに限る。)により消費者に生じた損害を賠償する責任の一部を免除する条項

 三 消費者契約における事業者の債務の履行に際してされた当該事業者の不法行為により消費者に生じた損害を賠償する民法の規定による責任の全部を免除する条項

 四 消費者契約における事業者の債務の履行に際してされた当該事業者の不法行為(当該事業者、その代表者又はその使用する者の故意又は重大な過失によるものに限る。)により消費者に生じた損害を賠償する民法の規定による責任の一部を免除する条項

 五 消費者契約が有償契約である場合において、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるとき(当該消費者契約が請負契約である場合には、当該消費者契約の仕事の目的物に瑕疵があるとき。次項において同じ。)に、当該瑕疵により消費者に生じた損害を賠償する事業者の責任の全部を免除する条項

2 前項第五号に掲げる条項については、次に掲げる場合に該当するときは、同項の規定は、適用しない。

 一 当該消費者契約において、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるときに、当該事業者が瑕疵のない物をもってこれに代える責任又は当該瑕疵を修補する責任を負うこととされている場合

 二 当該消費者と当該事業者の委託を受けた他の事業者との間の契約又は当該事業者と他の事業者との間の当該消費者のためにする契約で、当該消費者契約の締結に先立って又はこれと同時に締結されたものにおいて、当該消費者契約の目的物に隠れた瑕疵があるときに、当該他の事業者が、当該瑕疵により当該消費者に生じた損害を賠償する責任の全部若しくは一部を負い、瑕疵のない物をもってこれに代える責任を負い、又は当該瑕疵を修補する責任を負うこととされている場合

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

いやいや、読むのに一苦労ですね(笑)。
でも、とても重要なところなので、これからじっくり解説していこうと思っています。

しばらく、お付き合いくださいね。


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

ニックネーム 福本健一 at 17:23| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月03日

消費者契約法 解説

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ


消費者契約法は、全12条からなる短いものですか、
画期的な内容がちりばめられています。

まず、第1条を見てみましょう。[かっこの数字は、便宜上ふりました]

(目的)第一条
(1)この法律は、消費者と事業者との間の情報の質及び量並びに交渉力の格差にかんがみ、

(2)事業者の一定の行為により消費者が誤認し、又は困惑した場合について

(3)契約の申込み又はその承諾の意思表示を取り消すことができることとするとともに、

(4)事業者の損害賠償の責任を免除する条項その他の

(5)消費者の利益を不当に害することとなる条項の全部又は一部を無効とすることにより、

(6)消費者の利益の擁護を図り、

(7)もって国民生活の安定向上と国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。
 
いやいや、法律の文言は、難しくてイヤになりますね(笑)。

まず(1)。
業者はプロで、消費者はシロート。
専門的な知識や情報については、太刀打ちできません。

また、業者にそういう知識を振りかざされて交渉されると、
消費者は「知らなかった自分の勉強不足がいけないんだ・・・」と
ついつい思ってしまいがちです。

その辺の「格差」是正が、第一目的ということですね。

次に(3)。
ある条件を満たせば、「申込み」「承諾の意思表示」の「取り消し」ができる。

さらに(4)と(5)。
「損害賠償の責任を免除する条項」と
「消費者の利益を不当に害することとなる条項」の
「全部又は一部を無効」とする。

つまり、「売主は一切責任を負わない」という文言が契約書にあっても、「無効」ということなのです。

このことを知っているか知っていないかの差は大きいですよね。
消費者契約法を知らないと、
「契約書に書いてありますから」の一言で、業者に押し切られてしまいます。
泣き寝入りをするしかないということですね。

でも、もう大丈夫です。
消費者契約法は、我々庶民の、力強い味方なのです。

この法律はもちろん、ペットの売買だけではなく、
あらゆる消費者−事業者の契約について、適用されます。

つづく。


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ
ニックネーム 福本健一 at 08:09| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月01日

火事だ!

ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ

今日から弥生の三月ですね。
いきなり雨で、肌寒いのですが、
これからだんだん暖かくなりましょう。

スギ花粉の季節でもありますので、
少しその気がある私には、厳しいですね。
それでも、大好きな芝刈り(棒振り球入れ)には
喜び勇んで出かけてしまうのですが・・・

このところ、火金でブログの書き込みをしていましたが、
昨日はすっかり曜日を勘違いしてまして、
今日になってしまいました。

週2回、今後も頑張っていきますので、
よろしくお願いします。

さて、硬い話ばかりでしたので、
柔らかい話を・・・
でも、ちょっと悲しいニュースを。

ショップやブリーダーなどの
動物関連施設が火事!というニュースが
このところいくつかありました。

<犬舎全焼>ドーベルマンなど100匹焼け死ぬ 山梨・都留

無人ペット店で火災、インコ10羽死ぬ


昨日は昨日で、犠牲はなかったものの、こんなニュースがありました。

旭山動物園の管理棟全焼

施錠がされた中で、
動物たちはどうにも対応ができないわけでして、
そう思うと心が痛みます。

火事には気をつけましょう。


ぽちっとお願いします→人気blogランキングへ
ニックネーム 福本健一 at 11:35| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする